令和3年5月5日 奉幣式

5月5日午後0時30分より、奉幣式(ほうへいしき)を執り行いました。

奉幣式は、上一乗寺の祭礼の始まりを示す重要な式典で、宮司、宮座上座、総代が御本殿内に列し、鉾差し2名が御神酒と菓子を配し、20分間程で終了します。式典では、宮座の下座による太鼓と鉦(かね)の奉納が執り行われます。下座一番上の指揮のもと、始めは緩く徐々に合間をつめて速くなり、太鼓・鉦が調子を合わせ連打されます。 昨年はコロナ禍の為に中止となり、本年も緊急事態宣言発出に伴い、太鼓と鉦の集中した稽古が行えず、また、本番も十分な感染予防対策を行っての実施となりました。

雨天の為、本殿前にテントを設営し、雨を凌ぎながらとなりましたが、下座座員が心を一つに立派な太鼓と鉦の奉納が執り行われ、受け継がれる伝統行事を本年は無事に納める事が出来ました。