令和3年3月3日 祈年祭・草餅御供祭

3月3日午前10時より、祈年祭並びに草餅御供祭(弥生祭)を斎行しました。
「祈年祭(きねんさい、としごいのまつり)」は、春の耕作始めにあたり、五穀豊穣を祈るお祭りで、当神社では、桃の節句(上巳の節句)をお祝いする「草餅御供祭(弥生祭)」と併せ毎年3月3日に執り行っています。
当日は朝7時半頃から、年間祭事に奉仕する宮座の上5名によって、蓬(よもぎ)の団子を臼と杵でつき、木型を使って菱形に切り、五段重ねの草餅が作られます。
蓬にはその香りから邪気祓い、菱形には繁殖力の強いひしの実をかたどることで子孫繁栄、長寿の云われがあるようです。
祭典では美しく切り揃えられた草餅が、本社、皇大神宮社、各末社にお供えされます。草餅がお供えされた御神前で宮司が祝詞を奏上し、その後参列者が揃って拝礼を執り行い、祈年祭・草餅御供祭がめでたく納められました。