5月5日午後の上一乗寺祭礼の様子をアップしました。
宮座・氏子に伝承された古式に則って、午後0時30分からの奉幣式、午後1時からの剣鉾差しを先頭とした神幸列の巡行が執り行われました。
剣鉾差し
先頭を進み神輿の巡行路の悪霊を鎮め祓い清めを行う剣鉾。菊鉾、龍鉾、柏鉾の三本が、差し手の卓越した技術により剣を前後にまねかせ鈴の音を響かせ進みます。
古来より途切れず行われている八大神社剣鉾差しは京都市無形民俗文化財に指定されています。
奉幣式・奉幣太鼓
奉幣式(ほうへいしき)は、祭礼の始まりを示す重要な式典であり、御本殿に於いて実施されます。宮司、宮座上座、総代、地区の代表が参列し、鉾差し2名が御神酒と菓子を配し、20分間程で終了します。宮座の下座による太鼓と鉦(かね)の奉納が執り行われ、下座一番上の指揮のもと、始めは緩く徐々に合間をつめて速くなり、太鼓・鉦が調子を合わせて連打されます。
また、北と南の薬師堂、下り松一ノ鳥居においても、奉幣太鼓が執り行われます。
神幸列
小学1年生女児が務める稚児行列と1年生男児が務める踊子行列。元気に「サーンヨーレ、サンヨーレ」の囃し言葉を発し進みます。
ほかに 神幸列には社旗、先衛、先駆準列、榊持ち、督殿、御幣持ち、唐櫃、宮司、総代、巴会、区民会などが列書きに沿って進みます。
子供神輿
元気に賑やかに進む子供神輿。子供神輿奉賛会とPTA地域委員会の尽力により楽しく安全に巡行します。 子供神輿の前には、子供達による剣鉾と太鼓鉦が進みます。